目次
バイオリンってどうなってるの?
バイオリンを表と裏にしてそれぞれ見ていきましょう。
表にはなんだか色々なものがありますが裏はシンプルです。
いろんな名称が並んでいますが、この中でも特によく使うのは、
駒、ネック、各線の名前です。
バイオリンは木の箱のようになっていて、中が空洞になっています。
ここから綺麗な音が出るんですね。
バイオリンの各弦の名前
まず注目したいのは弦の本数。
4本あってそれぞれ音の高さが違います。
弦の名前はドイツ語で読みます。
Eが【エー】でAが【アー】です。
最初は戸惑うかもしれませんが、よく使う線なので覚えてみてください。
左側にあるG線が一番低い音が出ます、右に行くにつれて高くなっていきE線が一番高音が出ます。
キラキラとした華のあるバイオリンの音色はこのE線を演奏していることが多いかもしれません。
4本いきなり覚えるのが難しい人は、A線とE線の2つに絞って覚えてみると楽です。
弓について
次にバイオリンの相棒、「弓」の紹介です。
馬の毛を何百本と束ねたもので、これで弦を擦ることで音が鳴ります。
弓にもいくつか名称があります。その中でも大切なのは弓の場所の名前。
”弓先” ”弓中” “弓元”とそれぞれ言います。
弱く弾くときは”弓先”で、力強く弾くときは”弓元”から”弓先”まで全部を使って。など
弓の場所をコントロールしていくことが大切です。
右の図を見るとピンクに囲まれているところがあります。
まず、下の「ネジ」と書かれている箇所は、弓の張力を調整するところです。
時計回りに回すと弓を張ることができて、逆回しにすると緩めることができます。
練習のたびにこのネジを使って弓を張り、練習の後は緩めてしまっておくことになります。
もう一つのピンクの箇所は「右親指」を置くところになります。
詳しい弓の持ち方はまた違う記事で紹介します。
指の番号を覚えてみよう
バイオリンの音は左手の指を弦におくことで変わります。
左手で音の高さを変えて、右手で実際に音を出します。
バイオリンで使われる指は親指を除いた4本になります。
図を見てみてください。
人差し指が「1」、中指「2」、薬指「3」、小指「4」この4つです。
初心者の人はまず1〜3までの指の訓練をして、そのあとに4の指を使う練習をします。
指を押さえる場所は、指先になります。
チューニングについて
バイオリンにはチューニング、または調弦といってそれぞれの弦の音を合わせるという作業が必要になります。
下の図の、ピンクで囲った部分でチューニングをおこないます。
上の方にあるのは「ペグ」といってこちらは上級者向きの場所です。
手前側に回すと弦が緩んで音が低くなり、逆に回すと弦が伸びて音が高くなります。
このペグのコントロールが難しく、一筋縄では思った通りのところで止まってくれません。
思いっきりペグを回したら弦が切れてしまった、、、など、事件が度々起こる箇所です。
下にあるのが「アジャスター」といってチューニングの補助装置です。
こちらは扱い方が比較的簡単なので初心者の方はこれをすべての弦につけると楽に調弦をすることができます。
(ある程度のレベルになり「ペグ」が使えるようになると、「アジャスター」を無くした方がバイオリン自体の音の響きが良くなるので外すことをお勧めします。)
バイオリンのその他、様々な場所説明
図の左側を見てください。この場所は弓で弦をこすって弾くときに実際に弓を置く位置になります。
このエリアをはみ出して演奏しないように、鏡を見たりして練習するとよいです。
次に図の中央は、ピッツィカートという指で弦を弾く奏法をするときに指を置く場所です。
先ほどと違って少し指板の方に位置が変わりました。
最後に図の右側の紹介をします。これは左指を置く場所の例を表しています。
上の方で紹介した、指番号と対応しています。1の指が一番音が低く、2,3,4と段々音が高くなります。
またどの弦を押さえるかでも音が変わってくるので、左手との組み合わせによってより多くの種類の音を出すことができます。
この図のように初心者の人は、シールなど目印をバイオリンに直接貼って練習したりします。(貼らない人もいます)
というのも、ギターのフレットのようなものがバイオリンにはないので数mmでも指がずれてしまうと音が変わってしまうからです。
練習していく中で、指がその場所に置くことに慣れてきたら目印を外していき、最後には何もない状態で弾けるようになれれば初心者卒業です。
終わりに
今回は、バイオリンの仕組みについて紹介しました。
図を参考に「バイオリンってこんな感じなのか」と、ざっくり雰囲気がつかめれば幸いです。
それぞれ簡単な説明だったのでより詳しく知りたいな、という方はまたこれから各記事をご期待ください。