バイオリンを買ってから音を出すまでにする6つの事。

バイオリン初心者

バイオリンを買って(レンタルして)「いざ、バイオリンを触ってみよう、音を出してみよう!」と思っても、なかなか勝手が分からないものですね。

今回はバイオリンの音を出すまでの手順を説明していきます。

バイオリンケースを開ける

まずはケースを開けるところからはじまります。

ケースによっていろんな開け口があるので案外ここでケースが開けられない!

となる人もいます。

このタイプはファスナーがあり、さらに中央に金具で止めてあります。

この金具は両横に出ているツマミを押して開けます。

バイオリンを取り出す

早速バイオリンをケースから取り出してみましょう。

紐やマジックテープなどで固定してある場合がありますのでそれを外していきます。

固定するものを外せたら、バイオリンのネックの部分を持ちながらケースから出してみましょう。

バイオリンの重さや質感、見た目など近いところから思う存分観察してみてください。

肩当てをつける

バイオリンに肩当てをつけていきます。

この肩当てを付けるところが、初心者の人がよくつまずくポイントです。

肩当ての左右の見分け方

買ってきた肩当てを取り出してみてください。

よく見ると、左右高さが違うのがわかります。

また、緩やかにカーブしているのもわかると思います。

肩当てを目の高さまで上げて見てみると、そのカーブがあるところが狭くなっているのがわかります。

この位置が顎当て側に来るようになります。

左右がわかったら、いよいよ取り付けます。

バイオリンを裏返しにして、肩当てをズラしながらセットします。

ちなみに肩当ての足はゴムで出来ていてこれは消耗品になるので数年に一度くらいの割合で交換したりします。

左右どちらかわからなくなったら、「狭くなっている方」と思い出してくださいね。

弓を取り出す

バイオリンの次は弓を取り出します。

これもケースによって様々ですので紹介します。

・ツマミを回すタイプ

ツマミを回して弓を取り出します。

・引っ張るタイプ

こちらは引っ張ることができます。

弓を張る

取り出した弓は張力を緩めてあるのでバイオリンが演奏できるように、弓を張っていきましょう。

弓の下の方にネジがあります。

このネジを時計回りに回していくと弓を張ることができます。

指が一本入るくらいまで弓を張っていきましょう。

 

注意ポイント

弓を張りすぎると弓にとても負担がかかってしまい、最悪の場合弓が折れてしまうことがあります。

弓は湿度に敏感なので、特に冬は弓の張りすぎに注意してくださいね。(乾燥で弓が縮むため)

松脂を弓につける

ここまできたらあと少し。

弓に松脂を付けていきます。

通常、松脂はケースのポケットに入っています。

松脂の表面に弓の毛をつけて擦っていきます。

弓元から弓先まで数往復しましょう。

あまり沢山つけすぎると、粉をふいたりしてしまうので注意。

さあここまできたらファーストステップはバッチリです。

バイオリンを構えたり、弾いたりしてみましょう。

次のステップに向かいます。