プロのプレイヤーを目指している、もしくは現在進行形でミュージシャンとして活躍している人は、どうやったら上手くなるか、または今ある仕事の曲をちゃんと演奏できるようになるか。
そんなことを日々考えながら練習をこなしているのではないでしょうか。
それはプレイヤーにとってはとても大事なこと、、、、
ですが
演奏できる!はもはやアタリマエの事なのです。
ある音楽プロデューサーの方に言われた言葉があります。
正直、世界クラスや国内でトップでなければ、その次はほとんど団子状態。
一般人は純粋な演奏からプレイヤーの違いをわかることは難しい。
当時がーんとショックを受けたことを覚えています。
これだけ頑張って練習したのに違いがわからないなんてと、、、途方にくれたこともありました。
もちろん、あなたが今現在有名なコンクールのタイトルを持っていたり、オーケストラの奏者やソリストを目指しているのであれば、聴いて審査するのは専門家ですから違いはしっかり聴き取ってもらえます。
クラシックの演奏会に頻繁に足を運んでくれるようなお客さんも違いをわかってくれるかもしれません。
しかし
私自身、オーケストラや室内楽以外にバンドをやるようになり、それまでは演奏しなかったようなストリートなどでパフォーマンスをすると、様子が違うことを肌で感じました。一般人の方が聴衆です、ただ演奏するだけでは何かが足りない。そう思った瞬間でした。
ミュージシャンは演奏以外の武器を身につけよう
同レベルのミュージシャンがたくさんいる団子状態から抜け出すにはどうすればいいか。
大事なのは、プラス【何か】です!
ちょっとした発想・工夫、これがあなたに人と違った個性を与えてくれます。
例を挙げてみるなら
・地方出身を活かしたいなら、その地方の地唄をアレンジして発信する。
・コスプレが好きなら、コスプレをしてそのキャラのテーマ曲などを演奏、それをSNSで発信。
・動画編集ができる人は、自分のPVを作る、演奏会の紹介動画を作る
など、発想は無限に出てきます。
マリオブラザーズのBGMの音を全て再現した
岡田鉄平先生
は個性を活かして様々な活動をされていますね。
そこまで個性が強くなくても、、、という方向けに。
クラシック系奏者にオススメなのは
・編曲ソフトが使える
パーティー演奏などで編成用の曲がない!という事がよく起こります。
そういったときにサッと作れてしまうのは大きいですね。
今の音大生には是非とも身につけて
・コードが読める
クラシック系の奏者はどうしても敬遠してしまうコード。
こんなに便利なものはありませんよ、興味がある方ぜひ勉強してみてください。
その他
・アドリブができる
・古楽器ができる
などでしょうか。
好きなこと関心があることを武器にしよう
これならできそう!もしくはこういう事が好き!ということを探してみてください。
その武器が、あなたのメインである演奏を引き立ててくれます。
より多くの人に、音を届けるためにもここで自分と向き合ってみてください。