まだ手書き!?編曲には楽譜作成ソフト(finale等)を使おう

音大生・フリーランスの生き方

ミュージシャンの仕事でよくあるのがパーティーなどでの演奏。

こんな曲お願いしますとか、リクエストが出ることも多いですよね。

そのときに演奏する編成に合わせた楽譜って、なかなか無いもの、、、

そんな時みなさんはどうしているでしょうか。

 

そんな時に、活躍するのが今回紹介する楽譜作成ソフトです。

楽譜作成ソフトって何?

楽譜作成ソフトとはパソコン・タブレットなどで楽譜を制作するソフトのことです。

有名なものをあげると

【finale】

【sibelius】

【スコアメーカー】

【notion】

 

などがあります。

楽譜作成ソフトの利点

1、綺麗に楽譜が書ける

2、コピー&ペースト機能が使えるので同じフレーズを何度も書く必要がない

3、音が再生できるので間違いなど確認しやすい

4、保存がしやすい

5、共有しやすい

 

順番に見ていきましょう。

 

綺麗に楽譜が書ける

誰でもわかる譜面を書くこと。

演奏は一発勝負です、そんな時になんの音かわからない!これは演奏者にとってとても負担のかかることです。

 

手書きの譜面だと、どれだけ綺麗に書いてもそういうことが起きてしまうことがあります。

私は過去に、手書きの楽譜を作成して弦楽四重奏で弾いたところ、半分の奏者しかちゃんと弾けないという悲しい出来事がありました。

そんなことが起きないためにも楽譜は綺麗な方が良いですね。

 

下はfinaleで書いた楽譜です。

 

 

コピー&ペースト機能が使えるので同じフレーズを何度も書く必要がない

文字をパソコンやスマホで打つ時にコピーとペースト機能(コピペ)を使う人は多いですよね。

楽譜制作ソフトではその機能を使って大幅に作業を楽にすることができます。

同じフレーズ、同じリズム、3度のハモリ、など様々な場面でこの技が使えます。

 

 

音が再生できるので間違いなど確認しやすい

これも楽譜作成ソフトならではの大事なポイント。

再生機能がついているので、アンサンブルなどの編成が大きいものでも一緒に再生できます。

編曲をしていて、内声の動きに迷うことなどありますよね、そういう時にとても役立ちます。

また、違う音が鳴っていればすぐに修正できるので、あなたの編曲作業をサポートしてくれること間違いなしです。

 

 

保存がしやすい

大量な楽譜の山に囲まれていると、使いたい時に楽譜がない。

finaleなどで作った楽譜はデータとして保存できるので、パソコンでキーワード検索をかければすぐに出てきます。

楽譜を作成した時に「楽譜フォルダ」などを作りその中に保存するようにすると良いでしょう。

「その楽譜を元に違う編成で作り直したい!」なんて時にも使えます。

 

 

制作ソフトを無料で使ってみよう

利点がわかったところで、無料で使える楽譜制作ソフトを試してみましょう。

制作ソフトで有名な「finale」から無料でダウンロードできます。

【finale notepad】

 

 

終わりに

筆者が楽譜制作ソフト(finale)を使い始めたのは、学生を卒業した頃でした。

在学中から密かな憧れはあったものの、パソコンでの作業というのは作曲家やメディア系の学生などが使うイメージが先行していて手を出しにくいイメージでした。

また、値段が高い!という話も聞いていたので、それも手を出せない理由の一つとなっていました。(お値打ちバージョンがあることを知らなかった、、)

今、その当時の自分に言いたい、、

「一刻も早く買いなさい。使い方をマスターせよ。」

と。

これを読んでいるあなたが学生なら、すぐにでもはじめてみましょう。

お仕事されている方も、ぜひこの機会に試してみてください。