5つの効果的な練習法を取り入れよう

練習方法

練習って基本的に一人でするので、みんながどんな練習をしているのかわからないことが多いですよね。

レッスンに通ってくる生徒さんに「どんな練習してるの?」と聞くと、

 

・なんとなく楽器を取り出し、なんとなく音階から弾き始める。

・通して弾いてみて、弾けないところを何回か練習してみる。

など、作業になってしまう人が多くいました。

 

せっかくの練習時間をもっとより良いものにするために、効果的な練習方法をしてみましょう!

 

練習する目的を決める

「音程を良くしよう」

「テンポを守って演奏しよう」

「良い音が作れるようにボウイングを気をつけてみよう」

「フォームをチェックしてみよう」

 

など、目的をしっかり持ちましょう。

 

目的がないと、買い物に行ったのに買う商品を忘れた人になってしまいます。

ウィンドショッピングも発見がありますが、せっかくなら「物」があったほうが良いですよね。

 

メトロノームを有効活用しよう

「メトロノームはトモダチだ」

突然何をいうかと思われますが、そのくらいメトロノームと仲良くなると、もれなく「テンポキープの鬼」になれます。

 

練習する曲でうまく弾けないところをワンフレーズ(4〜8小節ほど)取り出し、それを遅めのテンポで練習します。かなり遅めで良いでしょう。あまり長いフレーズにしてしまうと繰り返すのが大変なのでほどほどの長さがオススメです。

 

身体に馴染んでくるまで、ひたすら続けます

この馴染んだという感覚が非常に大事。

何回もくりかえしていると、うまくいくときとそうでない時の感じがわかるようになります。

 

10回弾いて、全部弾けるくらいの成功率になったらテンポを少しあげましょう。

テンポをあげても焦らずじっくりと、じりじり練習しましょう。

 

そして、最終的に実際に演奏するテンポでやってみます。

この頃には、メトロノームで繰り返し練習することに楽しみを覚えているかもしれませんね。

メトロノームはずっとあなたの練習も見守っていますよ。

 

ここで注意がひとつ。

大親友のメトロノーム君ですが、最終的に曲を完成させるときや人前で演奏するときは一旦お別れをしましょう。

正確なのは演奏にとって大切なことですが、そこばかりに囚われていると面白みが失われてしまいます。

 

メトロノームは携帯できるものが便利です。

 

鏡の前で練習する

どんな楽器でもフォームはとても大切。

先生に言われたことなどをもとに、自分のフォームをチェックする癖をつけましょう。

 

全身鏡が便利ですが、なければ小さなものや、100均で売っている鏡でもOKです。

 

自分の演奏を録音・録画してみる

ひとり1台は持っているスマホ。

今の学生さんは羨ましいです、スマホさえあればバッチリ録画までできる。

これを使わない手はありませんよ。

 

自分のスマホで、演奏を録音、録画してみましょう。フォームのチェックなどもできるので動画の方がオススメです。

 

自分の演奏を客観的に見てみるのは、とても大事なことです。

「全然ダメだ、、」

と落ち込むこともあるかもしれませんが、そのぶん改善点を見つけやすくて技術の向上につなげやすかったりします。

 

良い演奏を聴く、見る

YouTubeを開けば、プロから初心者まで幅広い人の演奏を聴くことができます。

人の演奏を聴くことで自分の引き出しを増やしましょう。

こんな表現ができるんだ!

とか

弦楽器だったらボウイング、フィンガリングなどを参考にすることもできます。

 

少なくとも3人ほど、同じ曲(自分が練習している曲)の演奏を聴いてきいてみると違いなどがわかってくるのでオススメです。

 

ちなみにクラシックの曲を聴くときには英語で検索するようにしてくださいね。その方が良い演奏がたくさん聴けますよ。

 

おわりに

なんとなくやる練習はつまらないものです。

こんな風に弾きたい!とイメージを持って、そのためにこんな練習をしよう!と決めてから取り組んでみましょう。

 

また、お気に入りの動画や演奏を見つけてそれに向けてモチベーションを上げるのも良いですね。