初心者から、経験者まで多くの人がビブラートの問題と対面しています。
バイオリンの魅力でもありますが、そのテクニックを習得するのはなかなか難しい、、、
わたしの教室に通っている生徒さんからも、「ビブラートがうまくかからない」とよく相談を受けます。
目次
ビブラートのかけ方のポイント
ビブラートをかけるときに大切なのは、からだの脱力です。
そもそも脱力って言うけど、それがわからないんだけど。。
と思っている人もいるでしょうか。
大丈夫です。
簡単な脱力方法を紹介します。
脱力方法
1、力を抜きたい箇所にチカラをいれる
2、チカラを入れた状態を10秒ほどキープする
3、ゆっくりとチカラを解放していく
まずは全身でおこない、その後左手を中心にやってみましょう。
感覚を掴むまで続けること
生徒さんの中にはうまくいかないから、あまり積極的にビブラートをかけたくない。
という人がいますが、これはとてももったいない事です。
はじめから自転車に乗れる人はいません、練習することでからだの重心のバランスを養い運転ができるようになるのです。
すべてはやってみること、これが大切です。
正解であるかけ方をわかっているわたし自身も、右手でビブラートをかけようとすると違和感を感じます。
これは右手でビブラートをする回数を重ねていないため、からだの中の回路が出来上がっていないのです。
往年のヴァイオリニストの先生が
練習とは、指の神経と頭の神経をつなぐ作業だ
と仰っていました。感覚を掴むまでが大切なのですね。
ビブラート学習のおすすめ教材
最近、ビブラートだけを取り上げた教材が出版されました。
これまでは、それだけを扱ったものはなかったので、教室の先生にもおすすめです。
ここで面白いと思ったことをいくつか紹介します。
ビブラートの練習はバイオリンをはじめて3ヶ月ほどから始めてみましょう
一般的に、ビブラートは1年以上経ってから開始する生徒さんがほとんどです。
が、この著書では身体が固まってしまう前にビブラートの練習を開始するとよいと書いてあります。
ビブラートの種類が豊富である。
ビブラートには主に
・腕
・手首
・指
からの3つの動きが必要となります。
この教材ではその3つをそれぞれ練習し、マスターした後でコンビネーションとして使う方法が書いてあります。
実際に使えるビブラートの練習がある
ビブラートの幅、回数に着目しそれをどのように使っていくかについて書いてあります。
また、クラシックの有名曲のフレーズを実際に用いて、ビブラートの練習をするコーナーもあります。
まとめ
ビブラートはビギナーから上級者まで悩みを抱えるバイオリンのテクニックです。
これを機にぜひ色々と研究してみてください。